「今年こそは自分を変えるぞ!」
そう意気込んで新年に立てた目標。 ダイエット、資格の勉強、早起き、ランニング……。
しかし、お正月気分が抜けた今、こんな風に思っていませんか?
「あれ、もう3日もサボってる……」
「やっぱり私は何をやっても続かない三日坊主なんだ」
と、自己嫌悪に陥っているあなた。大丈夫です、安心してください。
実は、新しい習慣が続かないのは、あなたの「意志が弱いから」でも「やる気がないから」でもありません。脳の仕組み上、当たり前のことなのです。
では、どうすれば重い腰を上げて、考えを「行動」に移せるのでしょうか?
この記事では、挫折してしまったあなたが今日から再スタートを切るためにできる、「行動につなげるためのたった一つのこと」をお伝えします。
精神論や根性論は一切不要です。誰でもできる、非常にシンプルな方法です。
なぜ、私たちは「行動」に移せないのか?
そもそも、なぜ私たちは「やらなきゃ」と分かっているのに、行動に移せないのでしょうか?
その最大の原因は、「脳が変化を嫌うから」です。
人間の脳は、生命を維持するために「現状維持」を好みます。あなたが良かれと思って始めた新しい習慣(例えば、毎日30分のランニング)を、脳は「いつもと違う!危険だ!」と判断し、元の生活に戻そうと抵抗するのです。
これが「三日坊主」の正体です。
つまり、あなたが行動できないのは、設定した行動のハードルが高すぎて、脳が防衛本能を働かせている状態なのです。
ここで「やる気」や「意志の力」で対抗しようとしても、脳の防衛本能には勝てません。
「行動につなげる」ためにできる、たった一つのこと
では、どうすれば脳の抵抗をすり抜けて、行動を起こせるのでしょうか?
その答えこそが、今回お伝えしたい「たった一つのこと」です。
それは、 行動のハードルを「バカバカしいほど」下げること です。
これだけです。
「え?そんなことでいいの?」と思いましたか? はい、そんなことでいいのです。
重要なので繰り返します。「少し下げる」のではありません。自分でも笑ってしまうくらい、バカバカしいほど下げるのです。
どれくらい下げるべきか?(具体例)
「行動につなげる」ためのハードルは、「やる気ゼロの日でも、熱がある日でもできるレベル」まで下げてください。
例えば、こんなイメージです。
- 【目標】毎日30分ランニングする
- ✖(挫折する行動):とりあえず走りに出る
- ◎(バカバカしい行動):ランニングシューズを履いて、玄関で1歩足踏みするだけ。
- 【目標】資格試験のために毎日1時間勉強する
- ✖(挫折する行動):机に向かってテキストを開く
- ◎(バカバカしい行動):テキストを本棚から取り出して、表紙を撫でるだけ。
- 【目標】ダイエットのために毎日スクワット30回
- ✖(挫折する行動):気合を入れて30回やりきる
- ◎(バカバカしい行動):1回だけ、浅くスクワットするだけ。
いかがでしょうか。「これなら、どんなに疲れていてもできる」と思いませんか?
なぜ、ハードルを下げるとうまくいくのか?
この「バカバカしいほどハードルを下げる」手法が効果的な理由は2つあります。
理由1:脳の「現状維持バイアス」を騙せるから
先ほどお伝えしたように、脳は大きな変化を嫌います。しかし、「シューズを履くだけ」「1回スクワットするだけ」といった極小の行動であれば、脳はそれを「脅威」とは認識しません。
脳の警報を鳴らさずに、スッと行動を開始できるのです。
理由2:「できた!」という成功体験が次の行動を生むから
ここが最も重要なポイントです。
私たちの脳は、何かを達成した時に「ドーパミン」という快楽物質を出します。これは、「1時間の勉強を達成した時」だけでなく、「テキストの表紙を撫でる」という小さなタスクを完了した時にも分泌されます。
「今日も決めたことができた!」
この小さな成功体験の積み重ねが、失いかけていた自信を回復させ、「せっかくシューズを履いたんだから、ちょっと外に出てみようかな」という、次の本当の行動への着火剤になるのです。
まとめ:今日から「三日坊主」を卒業しよう
「行動につなげる」ために必要なのは、鋼の意志でも、燃えるようなやる気でもありません。
必要なのは、行動のハードルを徹底的に下げる技術です。
もし今、あなたが正月の目標が達成できずに落ち込んでいるなら、その目標設定は「立派すぎた」だけです。あなた自身がダメなわけではありません。
今日から、再スタートを切りましょう。
まずは、あなたがやりたいことの「最初の一歩」を、これ以上ないくらい小さく分解してみてください。
「バカバカしい」と思えるその小さな行動こそが、未来の大きな変化への確実な第一歩となります。さあ、今すぐできる「1秒アクション」は何ですか?

