セルフコーチングと無意識の声

心の声を無視しないこと。
直観って無意識に受け取っている情報を総合的に判断している結果なので,本当はすごく大事なんですが,冷静にとか,客観的にとか,根拠を持って,とかいうビジネス視点で観るとついつい軽視されてしまう要素です。

直観があたってた,なんてこと割とあると思います。
最初の印象って簡単にはひっくり返せないですし,最初にもらうインスピレーションみたいなものはそのひとのイメージを形作る重要な要素になりえます。

そういう意味で,無意識の自分をコーチに持つことが,セルフコーチングの秘訣と言っても悪くないなと思います。

たとえば,行くか戻るか迷うとき,「いいよね?」って自分にたずねてみて,直観的にかえってくる言葉をしっかりと考えてみるのもいいでしょう。

心が折れそうになって,継続することが辛いなって思ったとき,「もうやめちゃってもいいよね?」っ問いかけるのもいいでしょう。

7つの習慣では,「第8の習慣」としてVOICEとよんでいる「心の声」のくだりがあります(第8の習慣は,当初の7つには含まれていないものです)。

自分の心の声を無視してしまえば,ねじれがおきます。
気が付かないところでストレスになっているかもしれません。
自分が納得していないままに,行動を続けることはなかなかに難しいと思うので,ときに無意識の領域に問いかけてみることは,たいへんに有意義なことだと思っています。

自分に都合のいい返事ばかりがかえってくるとは限りません。
本当の自分は,楽に流されてばかりではないのです。
あとは行動にうつすのみですね。