親と子のコーチング

親と子のコーチングセミナー

子どもたちは満面の笑顔で”自分の好き”や”最近の興味関心”を延々と話します。
あんまり友だちと関係がうまくいっていないこと,わたしの言い分と友だちの都合もわからなくもないこと,を愚痴混じりでこぼします。
あるいは勉強したくない理由や,でもやらなくてはいけない葛藤を吐露することもあります。

そんな彼らの日々の奮闘ぶりを聴いていると時折思うことがあります。
彼らは彼らで,日々起こる出来事に対して何らか反応をしています。感じたり,思ったり,考えたりしているのだなぁということです。

それはもしかしたら僕たち大人から見れば,単純で,思慮が浅くて,見通しが悪くて,感覚的で,非論理的で,非合理な内容かもしれません。

一方で,そのひとつひとつは彼らの中から生まれたものに違いはなく,したがって彼らにとってそれらはものすごく大事なものです。だから,彼らは彼ら以外の者の価値観でその大事なものたちを否定されることを望んでいません。

お子さんとの接し方に少しでも悩んだり,もしかしたらこれは間違った子どもとの関わり方なのでは?と感じたことが,今ここをお読みになっている方の中にはきっといらっしゃると思います。

果たしてどのような接し方,関わり方が適切なのでしょうか。

どのようにすれば彼らが大事にしている彼らなりの考えや価値観を大切にし,尊重してあげながらも,大人の考えにも耳を傾けてもらえるのでしょうか。

もしかしたらその答えは,子どもたちに対して,大人たちがいかにその考え方や価値観を洗練させ,大人のそれに近づけるような指導あるいは躾をしていくのか?といったアプローチでは決して得られることはないかもしれません。

大人はとかく,自身の経験と価値観が「子どもたちのそれ」よりも秀でていて誤りがなく,少なくとも子どもと比較すれば自分の考えの方が正しいのは当たり前と考えがちです。しかし,その固定観念で子どもたちの話を本当の意味で聴くことが難しいことは皆さんも薄々感じていらっしゃるのではないでしょうか。

先の答えを見つけるためにも,まずは子どもたちの考えを受け止めてあげられるように訓練をしてみませんか?

コーチングというスキル

コーチングはそもそも親と子の関係性を向上させるためのものではありません。
ビジネスやスポーツなどにおいて,クライアントが求める目標や能力の向上を最短かつクオリティ高く達成させるために,対話によってクライアントを映す鏡となりクライエントの中に眠るリソースへのアクセスを助けたり,クライエントの苦悩に寄り添い,その道程を100%の信頼をもって伴走するための誇り高きコーチとしての技術です。

コーチとクライエントは同じ立場,同じ目線に立ち,コーチはクライエントの成功を心から支援したいと考えます。
しかし,同時にコーチはクライエントの内なる力,自身でそれを成し遂げるだろうことを疑いません。
コーチはクライエントに寄り添いますが,指導やアドバイスを一方的にすることはありません。クライエントは自ら考え,自ら判断し,自ら行動を起こすのです。

一方で親と子の関係において必要なもの。それは師と弟子の様な上下関係ではありません。
そして親は子の成功を心から信じます。
主体性を持ち,いつか自分の力だけで生きていくことすなわち自立を望みます。
それこそが子育ての究極の目的だからです。

ここでコーチと親は重なるのです。
コーチングの技術は,容易に親子の関係に用いることはできませんが,しかし大切な根っこの部分は大いに共通するものなのです。

確かに子どものこととなれば,彼らの考えを尊重したいと思う一方で,大抵の場合親のエゴを優先させてしまいます。

それが大局的に見れば正しいことを知っているからです。
しかし,そうやって最初から親の知恵や経験で失敗を排除された人生は,有意義なものと言えるでしょうか。

親が決めた線路をひた走りに走る人生。果たしてそれはお子さんの人生と言えるでしょうか。

だからと言って親のエゴを排除することも我々にとって簡単なことではないでしょう。

しかしこんなふうに考えてみてください。
確かに先に示したコーチのマインドを持つことは難しいかもしれません。けれども意識していても簡単にできることではないのはそのとおりなのですが,一方で,これを意識しているひととしていないひとでは,10年後の成果はきっとちがったものになると思うのです。

コーチングは特殊な技能ではありません。物事の見方や捉え方を少し変えて,そのうえでトレーニングを積めば誰でも修得できるものです。

子どもの成長を促すだけでなく,家族とのコミュニケーションを円滑にしたり,趣味や仕事にもそのまま応用することができるミライデザインラボ式のコーチングをぜひ一緒に学びましょう。

キャリアデザイン事務所MRARTでは,お父さんやお母さんのための「親と子のコーチングセミナー」を行っています。

コーチングとは何か。
コーチングを身につけると何ができるのか。
そんな話から,コーチングスキルの習得までを少人数で丁寧にフォローします。

コーチングの技術を学んで,子どもたちのジリツを支援できるようなコミュニケーションスキルを身につけましょう!

コーチングの効果

親と子のコーチングを学ぶことで,次のような効果が期待できます。正しい勇気づけを行うことで,自分に自信が持てるようになったり,自己肯定感を伸ばしてあげたりすることができます。お子さんだけでなく,コーチであるお父さんお母さん自身も同様の効果があると思います。

☑ お子さんとの関係性が向上します。
☑ お子さんのジリツをうながします。
☑ お子さんが自分で考えて,決めることができるようになります。
☑ お子さんが積極的に行動ができるようになります。
☑ お子さんとのコミュニケーションが円滑になります。
☑ お子さんが自分の考えや価値観を話して

親と子のコーチングセミナー
○開催は随時 / お問い合わせください。
○場所:ミライデザインラボ安城(愛知県安城市) / ご希望によりオンライン開催も可
○1名から *お知り合いの方だけでグループでのお申し込みもできます。

<<入門コース>>(無料相談)
対象:親と子のコーチングに興味があるひと
1時間程度 無料 1名以上
コーチングとは何か,どのように親子の関係性に関わるのか?など,耳慣れない言葉にイメージがまったくわかない方向けにビジネスコーチングの歴史や近代カウンセリング,アドラー心理学を踏まえながら,それらの考え方からうまれたコーチングについて説明します。
直面している課題についての相談もできます。どのようにコーチングを活かすことができるか,コーチングが今抱えている問題や課題にどのように役に立つのかを考える機会にちょうど良いかもしれません。


<<基本コース>>
対象:親と子のコーチングを学んでみたいひと
8時間程度 66,000円(税込) 1名以上
親と子のコーチングにおいて最も大切なマインドとテクニックを学びます。
コーチングのスキルは,理論的に難しいことはありませんが,コーチングマインドの在り方と,日々の訓練が本当に重要です。いくつかのワークをして,実際の生活にそのまま役立つようなスキルを修得します。
ひとによって修得までの時間数は異なりますので,ゆっくりと丁寧にすすめます。標準的には8時間程度となります。

<<応用コース>>
対象:基本コースを修了したひと
16時間以上 165,000円(税込) 1名以上
本格的なコーチングの解説と基本スキルに加えて,セッションを成立させるための戦略についても学んでいきます。コーチングは,1度のセッションだけでは成立せず,計画,実践,振り返りを繰り返して行うものです。親子のコーチングでは,ショートコーチングの積み重ねも重要ですので,短期戦略に加えて,もう少し長いスパンで考える中長期的な戦略が大事です。
また,基本的なコーチングスキルを理解,実践をしていくと,実際には基本スキルだけではうまくいかないケースが現れることに気が付きます。そういったいくつもの躓きポイントでの応用や,技術をさらに向上させるためのポイントを解説します。
基本スキルの応用となる技法およびクライエントの今ここに焦点をあてるマインドフルネスを学びます。また,コーチの心の在り方をさらに深掘りすることで,様々な場面でコーチングスキルが役立つような訓練を行います。

<<理論と実践>>
対象:4名以上のグループで親と子のコーチングを学びたいひと
1グループ(4名程度)4時間 88,000円(税込) *1グループの料金です。
ビジネスコーチングにはない,親と子の関係性に着目し,必要と考えられる理論について学んでいきます。またのコーチングの基本スキルをいくつかのワークで実践トレーニングしていきます。
実践を意識しているコースですので,実際の場面を想定した質疑応答に時間を割き,具体的なコーチング手法を提案します。