セルフ・キャリアドック制度導入のすすめ
セルフ・キャリアドックは従業員の主体的なキャリア形成を促進,支援するための総合的な仕組みです。
VUCA時代においては,これまでのような直線的なキャリア形成でなく,複雑で曖昧模糊とした,不安定な社会だからこその激しい変化にも臨機応変に適応していけるようなキャリア形成を支援する仕組み,人間ドックならぬキャリアのドックを制度として各企業が導入することが望ましいと思っています。
個人を元気にし,企業の活性化をはかるための切り札とも言えるセルフ・キャリアドックは,個々が自律的に働き方のパラダイムのシフトを支える大事な船渠にもなるでしょう。
セルフ・キャリアドック制度の導入メリット
心身の健康と意識改善
モチベーションの向上
自己理解と組織への適応度が向上
内的キャリアの認知
人材確保に繋がる
企業イメージが向上する
離職率低下・リテンション機能
関係調整や対話促進
働くことの意味づけや価値を提供
福利厚生として節税効果
背景
働き方のパラダイムシフト
働くことの意味や価値の多様化
旧パラダイム ⇒ 新パラダイム
終身雇用 ⇒ 生涯を保証されない
ひとつの企業 ⇒ 複数の企業に勤める
指示・命令 ⇒ 自律的な働き方
画一的 ⇒ 個々に応じたマネジメント