新社会人のみなさんへ#4

#3のつづき。

社外メンターを持つという選択

僕が企画したメンター制度では、はじめにメンターとなるひとに、新人向け研修にファシリテーターとして参加してもらいました。

そのため(だけではなくて、むしろ「新人研修プログラム」の企画なのですが副産物的にメンター制度の改革もできてしまいました)に研修プログラムもゼロベースで企画しました。

PBLという形式を使っていわゆるアクティブラーニングを行い、メンター候補者は4,5人のグループに参加して当該グループをファシリテートしつつ、グループメンバーの話にしっかりと耳を傾ける、いわばメンターとしての訓練をしてもらうことで、4,5人のメンティー(メンタリングを受ける人)とある程度、親しい空気と信頼感をそこで構築するのです。

そのうえで、研修終了後は、メンターとして相談や1on1がしやすい環境をつくっていこうと考えたわけです。

メンターを誰にするのか、という問題はなかなか難しくって、新社会人のみなさんにはぜひ自社にメンター制度があってもなくても、「社外」に持って欲しいと思っています。

具体な仕事の話を相談するのは上司や同僚、先輩です。前任者がいれば前任者でもよいかもしれません。

しかし、仕事という人生のタスクにおいては、「社外メンター」を僕は全力でオススメします。とりわけ「僕」をオススメします。

社内メンターの課題となるのは、いかに客観的な視点を持つのか?という点ですが、社外メンターはその点ですでにクリアできています。

一方で社内のルールや規則、文化に精通していないという点で、メンティであるみなさんはよりたくさんの説明をしなくちゃいけないかもしれません。

だが、それがいい!

それがいいんです。
誰かにはなしをしたところで、悩みなんか解決するはずがない!と思っているみなさん、おっしゃることはそのとおりです。

しかし、しっかりと訓練をうけているメンターに話をするということは、「自分との対話」をするということでもあります。

社外メンターとの対話は、自分が理解していることをまず伝えるという過程で、案外理解していそうで理解できていないことや、単なる思い込み、勘違い、視野狭窄、こういったものを露わにしていく「壁打ち」のようなものかもしれません。

だからこそたくさん話せば話すほどいい。
考えをまとめながら、整理しながら、気が付かなかった自分の気持ちに目を向けながらゆっくりと話す。
これがいいんです。

セルフコーチングというひとりでこれを行う技能もあります。

が、自分一人で自己対話(セルフコーチング)を急に始めることは難しいでしょう。けれども、社外メンターを鏡として対話をすれば、セルフコーチングよりも簡単に内省をすすめることができるでしょう。

内省時間を週に60分、隔週でもいいです。
しっかりと振り返りをすることで、自分への理解をすすめ、物事を冷静に客観的にみることができるでしょうし、そうなれば解決策や場合によっては解決をあきらめて別の方策を考えることなど、その思考はより自由に、より主体的になっていくでしょう。

自社メンターは、時にそもそもメンター制度をよく思っていなかったり、忙しくってやってらんない感が出たり、1on1を理解できていなかったり、あるいはそもそもメンターとしての訓練を受けていなかったりしますから、プロの社外メンターとの「振り返りタイム」こそがとっても有効なのですよ!

単純にちょっとしたアドバイス欲しいとかで、「社内のメンター」探そうと思ったら、そんな仰々しいこと言わずに面倒見の良い先輩探したらいいだけですしね。

そういう意味でも、ホントのメンタリングを受けたいと思うならちゃんと訓練詰んでるメンター探せば、それだけでもう人生は半分うまくいったも同然ですよ。

メンターって、ぶっちゃけ「いつでも相談できるひと」です。

「相談」って、でも案外難しいのです。

近しいひとに相談してもうまくいかないこと、よくあると思います。ちょっと友だちと呑みながら相談ですむことと、お父さんお母さんにアドバイスもらうだけですむこと、そういうのとはちょっと違う、もう少し、自分の心に寄り添った、自分の核に近づくための相談がしたいと思うこと、これから先きっとあると思います。

そんなときに、本当に必要な支援ができるひと。
これがメンターです。

<<その5につづく>>

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対象:

新社会人のみなさんから、中堅さんぐらいまでの方
仕事との向き合い方や考え方、仕事や人間関係の悩みを、第3者視点をもってフィードバックします。長い社会人生活において、時に躓くことも、時に塞ぎ込むことも、あるいはうまく行きすぎて視野狭窄に陥ることもあるでしょう。そんなときに客観的な3つ目の眼は、あなたの最も必要な問いと示唆を与えます。

✅これからの社会人生活にいつでも仕えるアドバイザーが欲しい。
✅ちっちゃな相談ごとが気兼ねなくできるフォロワーが欲しい。
✅自分に近しいひとでなく、心理安全を保てる相談相手が欲しい。
✅メンターとしての訓練をつんでいるプロフェッショナルを希望する。
✅オンラインでも対面でも自由に相談できる方がいい。
✅絶対秘密の話を聞いて欲しい。
✅仕事との向き合い方だけでなく、人生哲学も学びたい。
✅必要なときにだけ耳を傾けてくれる人生のサポーターが欲しい。

内容:

初回セッション60分(オンラインでの雑相談)
振り返りタイム(隔週オンライン)
LINE相談/コーチング(随時)
キャリア相談/60分(随時オンライン)
メールニュース配信
動画配信

担当:

てしま りょうじ
キャリアデザイン事務所MRART代表
MDL式コーチング学習塾ミライデザインラボ代表
7つの習慣セルフコーチング認定コーチ/「7つの習慣JⓇ」正規認定講師
国家資格キャリアコンサルタント

24年間国立大学で学生支援を行ってきました。
その中で、人材育成の重要性、ひとが育つということの意義、意味に深い興味を感じて、アドラー心理学や『7つの習慣』という大切な教えを基に、コーチングやキャリアコンサルティングの技能を10年以上学んできました。延べ500人以上のコーチング、1on1を重ね、現在はコーチングを用いて主体性を育むコーチング学習塾を経営する傍ら、キャリアに不安を感じたり、迷ったりしているひとを支援するキャリアコンサルティングを続けています。そしてこれらを統合したメンタリングこそが、目指す先にあると考えています。

仕事への向き合い方、人生における仕事の意義、人生は長いマラソンのようなものです。やる気がでたりなくなったり、幸せだったり、辛いことばかりだったり、上がり下がりを繰り返しながらひとは成長していくものです。

「人は育てるのではなく、勝手に育つものだ」
という信念のもと、みなさんが自ら育っていくその傍らで少しでもその手伝いができれば生まれてきた甲斐があると思っています。

得意種目:

キャリアコンサルティング/キャリアコーチング
上司と部下のコーチングセミナー
親と子のコーチングセミナー
7つの習慣セルフコーチング一般講座
「7つの習慣JⓇ」クラシック/アクティブラーニング